踏青

少し寒さが緩んだ気がする。信州の凍てつく寒さの中にいるからこそ、春への兆しを心から喜べる。今日は麦を踏んだ。“ぎゅっぎゅっ”、今日は一人黙々と踏んだ。青を踏んで遊ぶ心境にはなれないが、麦は力強さを感じさせてくれる。

麦踏みは、凍みあがって浮いた根をしっかり大地に張らせ、葉茎にわざと傷をつけ、乾燥に耐えられるようにするのが目的だ。傷ついても踏まれても育つ麦、来年まいみそのの麹になる予定。