芽吹き

 各地でサクラの開花が始まってきましたが、こちらは、、つい数日前はサクラが咲きそうな暖かさだったと思えば、雪が舞う氷点下な朝だったりと。寒い。本当に寒い。それでも、もうすぐサクラが咲く。その前に、、福寿草。蕗。つくし。太陽は春。

 

 春は眠い。芽吹きの季節。だるい。

 

 朝の目覚めは最悪。最近は日の出が早くなって、寝起きが真っ暗だった冬の時間が、もう懐かしい。。決してシャキっとしない朝の最初にすること。まいみそのひとなめ。朝からコップを割ったり、作ったばかりのお弁当をひっくり返したり、ひとりコントのような悲惨な朝を少しでもスムーズに過ごすために。コーヒーでは足りない、頭のどこか大切な部分の目覚めの為に、これはかなり効く。と思っている。口の中に広がる味噌の香りと最後に残る大豆の粒を噛む。目は開かないけど、頭が動き始める。

 

 味噌ってすごいんだなぁ。。。  

 

 少しづつ春の食材が出回ってきて、山菜が沢山食べられる季節がやってくる。幸せな山の恵み。だからなんとなく調子の悪い芽吹きの季節も、気温差のやたら激しい春も、嫌いではない。結局、食べることに繋がる日々である。と思えるのもやっぱり信州だからこそ?移住してきて良かった、6回目の春。(小林)